こんにちは。さかやすです。
ドローン「tello」を使用して、プログラミングにチャレンジしたい人向けの記事です。
お兄さん
世界最大手のドローンメーカー「DJI社」が製造しているTello。1万円台で購入可能な格安ドローンです。
スマートフォンに専用アプリをインストールしてドローンを操縦することができます。また、パソコンでプログラミングしてドローンを制御させることも可能です。
自分でプログラミングしたプログラムで、ドローンを操縦出来たら楽しさ倍増ですよ!
以前に、Scratchというビジュアルプログラミングツールからドローン「tello」を操縦する方法について説明しました。
【ドローン】TelloでScratchプログラミングにチャレンジ!
今回はPythonでドローンを操縦するための手順について解説します。
Pythonのインストール方法から説明していますので、プログラミングやPythonがはじめての方であっても無理なく進められる内容になっています。
パソコンはWindows10を使用しています。
本記事の内容
①Pythonのインストール手順
②パソコンとドローン「tello」の接続方法
③Pythonでドローンの自動飛行にチャレンジ
Telloの購入がまだの方は、こちらのリンクからどうぞ。
目次
Pythonのインストール手順
インストーラーのダウンロード
1.以下のサイトにアクセスします。Python本家のサイトです。
https://www.python.org/downloads/windows/
2.バージョン3.7.3を選択します。
※最新バージョンは常に更新されます。バージョンによってはうまく動かない可能性がありますので、使用実績のある「3.7.3」を選んだください。
3.x86-64 installer を選択して、インストーラーをダウンロードします。
ダウンロードが完了したら、ダウンロードしたファイルを実行します。
4.「Add Pyhon 3.7 to PATH」にチェックを入れた後に、「Install Now」を選択します。
※「Add Python 3.7 to PATH」をチェックすることにより、Windowsの環境変数にPythonのPATHが自動で追加されます。
Pythonのインストール確認方法
1.コマンドプロンプトを起動します。
2.python –version と入力して、インストールの確認を行います。
※上図のようにPythonのバージョンが表示されましたら、インストール成功です。
パソコンとドローン「tello」の接続方法
パソコンとドローン「tello」は、Wifiで接続します。
1.Telloの電源を入れます。
2.パソコンのwifiアイコンから「TELLO・・・」を探して、接続します。
Pythonでドローンの自動飛行にチャレンジ
プログラムファイルの作成
1.Cドライブ直下に「tellopy」フォルダを作成します。
2.メモ帳を開きます。
※Windows10に標準でインストールされているメモ帳を使用していますが、さくらエディタ・秀丸など、プログラミングに適したエディタを使っていただいた方が、今後の作業がし易いかと思います。
3.次のコードをメモ帳へコピー&ペーストします。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 | #!/usr/bin/env python import socket import time #Create a UDP socket socket = socket.socket(socket.AF_INET, socket.SOCK_DGRAM) tello_address = ('192.168.10.1' , 8889) #command-mode : 'command' socket.sendto('command'.encode('utf-8'),tello_address) print ('start') socket.sendto('takeoff'.encode('utf-8'),tello_address) print ('takeoff') time.sleep(5) socket.sendto('left 50'.encode('utf-8'),tello_address) time.sleep(5) socket.sendto('forward 200'.encode('utf-8'),tello_address) time.sleep(5) socket.sendto('flip l'.encode('utf-8'),tello_address) time.sleep(5) socket.sendto('land'.encode('utf-8'),tello_address) print ('land') |
- 離陸「takeoff」
- 左回転「left **」
- 前進「forward **」
- フリップ(宙返り)「flip 1」
- 着陸「land」
※各コマンドを実行する前に、待機時間「time.sleep(5)」を設けています。
※コマンドリファレンスは公式のドキュメントに記載があります。
4.「名前をつけて保存」で「tellopy」に保存します。
プログラムの実行
1.コマンドプロンプトを開きます。
2.次のコマンドを実行します。
「cd C:\tellopy」
準備が整いました。
3.ドローンの電源ONとパソコンとのWIFI接続状況を確認します。
プログラムを実行する前に、周囲の安全を確認してください。
4.プログラムを実行します。
「python tello.py」
まとめ
いかがでしたでしょうか。
1万円代で購入可能な格安ドローン「Tello」をPython(プログラミング言語)を使用して自動飛行するまでの手順について説明してきました。
Telloはこちらから購入可能です。
Pythonは、AI(人工知能)やiot(モノのインターネット)で使用されている今注目のプログラミング言語です。
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ここまでお読みいただきありがとうございました。
プログラミング講師 さかやす