こんにちは。
プログラミング講師のさかやすです。
Raspberry Pi(ラズパイ)の「種類」や「できること」について知りたい人向け。
お父さん
お父さん
Raspberry Pi(ラズパイ)って何?色々な種類があるけど、どれが良いの?どんなことが出来るの?といった疑問に答えていきます。
本記事の内容
①ラズパイとは
②ラズパイの種類
③ラズパイできること
この記事を読んで頂ければ、ラズパイの種類や使い道について知ることが出来ます。動画を使用して分かりやすく説明しています。
目次
ラズパイとは
英語ではRaspberry Pi。日本語ではラズベリーパイ。略してラズパイ!
むき出しの基盤に、CPUや入出力インターフェースとコネクタが付いただけの簡素なコンピュータです。
データを記録するハードディスク、パソコンを操作するマウスやキーボードは標準で装備されていません。別途購入して基盤に差し込んで使用します。
ハードディスクが搭載されていないため、WindowsやMacOSのようなOperatingSystem(OS)もインストールされていません。
SDカードにOSをインストールさせて使用します。OSはLinux系をベースに10種類以上のものがあり選択可能です。一般的なものはRaspbianとなります。
キーボードやマウスは、USBやBluetoothで接続して使用します。ラズパイのモデルによってはBluetoothは搭載されているものと搭載されていないものがありますので注意してください。
また、インターネットへの接続についてはLANポートやWifiを使用して行います。WifiもBluetoothのように、ラズパイのモデルによっては搭載されていないものがあります。
ラズパイの種類
Raspberry Pi 1、Raspberry Pi 2、Raspberry Pi 3、Raspberry Pi 4、Compute Module 、Raspberry Pi Zeroなどなど。たくさんのモデルが販売されています。最新のモデルは、「Raspberry Pi 4」です。
Raspberry Pi 4 Model B
CPUは、クアッドコア「1.5GHz」。メモリは1GB・2GB・4GBの3種類が用意されていて、それぞれ価格が異なります。1GBが$35、2GBが$45、3GBが$55となります(海外)。
サイズは85 mm × 56 mm。Raspberry Pi3 Model B+と同サイズ。
国内の販売価格は以下のとおりです。
1GB
2GB
4GB
中でも一番人気があるのは、4GBです。
Raspberry Pi 3 Model B+
CPUは、クアッドコア「1.4GHz」。メモリは1GBです。サイズはラズパイ4(Raspberry 4)と同サイズ。価格は$35です(海外)。
国内の販売価格は以下のとおりです。
Raspberry Pi 3 Model B
CPUは、クアッドコア「1.2GHz」。メモリは1GBです。サイズはラズパイ4(Raspberry 4)とほぼ同サイズ。価格は$35です(海外)。
国内の販売価格は以下のとおりです。
Raspberry Pi 3 Model B,Raspberry Pi 3 Model B+ の違いは、
上記4種類の比較表は以下の通りです。
Raspberry Pi 4 Model B (4gb) | Raspberry Pi 4 Model B (2gb) | Raspberry Pi 4 Model B (1gb) | Raspberry Pi 3 Model B+ | Raspberry Pi 3 Model B | |
CPU | クアッドコア(1.5GHZ) | クアッドコア(1.5GHZ) | クアッドコア(1.5GHZ) | クアッドコア(1.4GHZ) | クアッドコア(1.2GHZ) |
メモリ | 4GB | 2GB | 1GB | 1GB | 1GB |
HDMI端子 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
WIFI | 5 / 2.4GHz | 5 / 2.4GHz | 5 / 2.4GHz | 5 / 2.4GHz | 2.4GHz |
LANポート | Gigabit Ethernet | Gigabit Ethernet | Gigabit Ethernet | Gigabit Ethernet | 10/100 Mbps |
Bluetooth | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 4.2 | 4.0 |
GPIO | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ストレージ | microSD | microSD | microSD | microSD | microSD |
海外価格 | $55 | $45 | $35 | $35 | $35 |
Amazonの実売価格で比較をすると、Raspberry Pi 3 Model B または Raspberry Pi 4 Model B(4GB)の2択になりそうですね。
パソコン
ラズパイはパソコンとしても使用することが出来ます。パソコンは安いものでも5万円以上はすると思いますので、ラズパイをパソコンとして使うのもありかと思います。
市販されているパソコンとはOSが異なるため、使用方法は若干異なりますが、以下のとおり様々なものが使用できます。
- 文章作成ソフトと表計算ソフト(フリーソフトのOffice版がインストール済み)
- Minecraft(マインクラフト)
- インターネットの閲覧
- Scratch
- GPIOを使用した電子工作
パソコンとして使う為に必要なものは以下の通りです。全て揃えても3万円未満です。
1.ラズパイ本体
Raspberry Pi 4 Model B 4GB スターターキットです。MicroSDカード、HDMIケーブル、ケース等が同梱されています。
Amazonでベストセラー1位に選ばれているHPの21.5インチのモニタです。
Scratch:電子工作とプログラミング学習
2020年のプログラミング教育の必修化に伴い、ビジュアルプログラミングのScratchを使用したプログラミング学習が注目されています。
ラズパイではScratchのプログラミング学習ができます。視覚効果の高いLEDランプをチカチカさせるようなプログラミング学習が出来るのが特徴です。
プログラミング学習に興味のある方向けに、おすすめの記事です。
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体験無料:小学生と中学生向けのプログラミング教室3選(ロボット教室もあり)Python:電子工作とプログラミング学習
Scratchだけでなく、本格的なプログラミング言語のPythonも学習することが可能です。次の動画は、Lチカ(LEDランプをチカチカさせること)をPythonで実装させています。
関連記事:
⇒⇒⇒ 【ラズベリーパイ(ラズパイ)】Pythonでプログラミング!HelloWorldからGPIO制御までを解説!
まとめ
いかがでしたでしょうか。ラズパイの種類や活用方法を説明してきました。
- ラズパイはCPUや入出力インターフェースとコネクタが付いただけの簡素なコンピュータ
- microSDカードにOSをインストールして使用する
- パソコンとして使える
- プログラミング学習にも活用できる
2020年度の小学校プログラミング教育の必修化に伴い、ラズパイを使ったプログラミング学習も今後一般化してくるかも?
また、子ども用にパソコンを準備するのにもラズパイは価格面で効果あり。モニタ含めて、3万円未満で購入できるのは魅力的です。
通常のパソコンを購入したい場合はこちら。
関連記事:
⇒⇒⇒ 子供用おすすめノートパソコン!プログラミング学習に最適なパソコン
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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プログラミング講師 さかやす