プログラミングの変数を子どもにも分かりやすく解説

こんにちは。

千葉県の流山市(おおたかの森)で、子どもの習い事「プログラミング」の講師をしているさかやすです。

2020年から小学校でプログラミング教育が必修化!

それに向けて、Scratch(スクラッチ)を使用したプログラミング学習が注目されています。

本ブログでは、Scratchの入門として操作方法を合計10回に分けて投稿しています。

前回は、Scratchの背景や音声の使い方ついて説明しました。

子どもウケ抜群!Scratchで背景の変更と音を加えてプログラミングにチャレンジ♪

今回は、プログラミングの変数について解説します!

プログラミングの変数とは

変数とは
プログラムの中で値(数字や文字)を保存しておく箱(はこ)のようなものです。

つまり、こんな感じです。

箱は箱でも、数字や文字を入れておくことが出来る箱です。

数字を入れると、こんな感じになります。

文字を入れることも出来ます。動物の漢字を入れてみました。(^_-)-☆

変数は中に入れておいた値(数字や文字)を変更することもできます。

中に入っている値を変えることが出来るので、変数(変わる数)といいますよ!

Scratch(スクラッチ)変数の使い方

パソコンとScratch(スクラッチ)を起動させて、実際に変数を使ってみましょう!

Scratchの立ち上げ方については、こちらの記事を参考に。

Scratch(スクラッチ)プログラミング!3分でスタートするための手順を解説

変数の作り方

1.「変数」から「変数を作る」を選択します

2.変数の名前を入力します

変数は1つのプログラムで複数使用することができます。

変数を複数使用した場合、後から名前が分からなくなってしまわないように、名前を設定します。

「すべてのスプライト用」「このスプライト用」という選択肢があります。

これは、変数の利用範囲に関することです。

Scratchでは1つのプログラム中に複数のスプライトを使用することが出来ます。

変数の利用範囲を「特定のスプライトに限定させるのか」「すべてのスプライトに適用させるのか」を選択します。

例えば、特定のスプライトに限定した変数を作成した場合は、他のスプライトからは使用できない変数になります。

一方、すべてのスプライトに対応した変数は、全スプライトから使用可能です。

3.変数が出来ました

変数が出来上がりましたら、次のブロックが追加されます。以下は「はこ」という変数を作成した例です。

  • はこ
  • はこを0にする
  • はこを1ずつ変える
  • 変数「はこ」を表示する
  • 変数「はこ」を隠す

なお、変数を作成することをプログラミングの世界では「宣言(せんげん)」と言います。

「変数を宣言した」という意味で使います。

変数の使い方「値の格納と結果の確認方法」

変数に値を入れてみます。

1.変数に値を格納するブロックを追加します

下図のブロックを追加します。

2.値を変更します

ブロック「旗がクリックされたとき」を追加し、先ほど追加したブロックとつなげます。

また、下図のように値「あいうえお」を設定します。

旗をクリックすることで、変数の値を変更することが出来ます。

3.結果を確認します

下図のように、変数の値を確認できるエリアがあります。変数の中身の変化を確認してみましょう!

変数の使い方「値の加算方法」

変数に数値を加算させていく方法もあります。

1.変数に値を加算するブロックを追加します

下図のブロックを追加します。

2.ブロックをつなげます

ブロック「旗がクリックされたとき」を追加し、先ほど追加したブロックとつなげます。

3.結果を確認します

旗をクリックするたびに、変数に1ずつ加算していくプログラムです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はプログラミング学習で必須の変数について解説してきました。

プログラミングで変数はよくでてきますので、使い方を覚えておきましょう!

  • 変数は、文字や数字を入れておく箱のようなもの
  • 変数の中に入っている文字や数字を変更することが出来る
  • プログラム中で変数の使用範囲が異なる「全てのスプライト」「特定のスプライト」

2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されます。ご興味のある方は、プログラミング教室の無料体験会に参加してみたり、書籍で情報収集してみてはいかがでしょうか。

Scratchを無料体験してみたい方にオススメの記事です。

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プログラミング講師 さかやす