こんにちは。
プログラミング講師のさかやすです。
Scratch3.0のExtension「拡張機能」について知りたい人向け。特にAI(人工知能)に興味がある方に読んでいただきたい記事です。
子ども
Scratch3.0がリリースされましたので、早速試してみました!extension「拡張機能」させることにより、最近話題のAI「人工知能」が体験できます。
GoogleとAmazonが協力のもと組み込まれた2つの機能「音声合成」と「翻訳」です。
今回は、Scratch3.0の拡張機能である音声合成と翻訳を解説します。
本記事の内容
①Scratch3.0のextension(拡張機能)について
②拡張機能「音声合成:by Amazon」の解説
③拡張機能「翻訳:by Google」の解説
本記事を読んで頂くことで、Scratch3.0の拡張機能について概要が分かります。また、拡張機能の「音声合成」と「翻訳」の特徴と使い方について理解できます。
目次
Scratch3.0のextension「拡張機能」について
Scratch3.0で用意されている拡張機能は合計9つあります。
- 音楽
- ペン
- ビデオモーションセンサー
- 音声合成
- 翻訳
- Makey Makey
- Micro:bit
- Lego Mind Storms EV3
- Lego Wedo2.0
特に印象的だったのは2つ。Amazonの「音声合成」とGoogle「翻訳」です。最近話題のAI(人工知能)ですよ、人工知能!
いずれもWIFI環境が必須となり、AmazonとGoogleのサーバに常時接続して利用するサービスです。この2つの機能の特徴と使い方について解説していきます。
拡張機能「音声合成」の特徴と使い方
Amazonの音声合成「Text to Speech」とは
「Amazon Web Service(AWS)の協力」と記載がされていますので、Pollyの事でしょうか。声と音程が似ていますので、Pollyでしょう。
AmazonのPollyは、人工知能を活用したテキストを音声データに変換してくれるサービスです。英語、日本語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語等々、世界中のたくさんの言語に対応しています。
Scratch3.0からPollyをAPI(ソフトウェアの機能をインターネットに公開していて、他のソフトウェアから呼び出しを行えるもの)で呼び出して利用していると予想できます。
こんな最新のテクノロジーをScratchから無料で利用できるのは驚きです!
Scratch3.0から使用する方法
上図の機能拡張「音声合成」を選択します。選択することによって、以下の3つのブロックが使用可能になります。
「・・・・」をしゃべる
文字を打ち込む箇所です。読み上げをさせたい文字データを打ち込みます。
声を「・・・」にする
アルト・テノール・ねずみ・巨人・子猫から選択可能です。変更することで、音声が変わりますので、面白いですよ。
言語を「・・・」にする
14の言語から選択することが出来ます。
拡張機能「翻訳」の特徴と使い方
Google翻訳「Translate」とは
GoogleのTranslate「翻訳」のサービスです。こちらもAmazonのPollyと同様にAI(人口知能)となります。
ホームページを検索していて英語のページに辿り着くときってありますよね?その際に、日本語に翻訳する機能があります。それと同じ機能が使用出来ます。
Scratch3.0から使用する方法
上図の機能拡張「翻訳」を選択します。選択によって、以下の2つのブロックが使用可能になります。
「・・・・」を英語に翻訳する
「・・・・」に翻訳させたい文字を打ち込みます。また、61個の言語から選択します。翻訳させたい文字データを打ち込みますと、直ぐに翻訳してくれます。
「言語」
現在使用中の言語を取得できます。例えば、日本語モードでScratch3.0を使用している場合は、「日本語」という文字が取れます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。Scratch3.0の機能拡張で特に印象的だった「音声合成」「翻訳」について解説してきました。
「【Scratch3.0】ダウンロードとインストールの手順」にてScratch3.0を使用するまでの手順についてまとめていますので、ご興味がある方は是非!
また、Scratch3.0に対応した書籍も販売されていますよ。
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ここまでお読みいただきありがとうございました。
プログラミング講師 さかやす