こんにちは。
千葉県の流山市(おおたかの森)で、子どもの習い事「プログラミング」の講師をしているさかやすです。
子ども向けのプログラミング学習ツールとして、人気のScratch(スクラッチ)!
本ブログでは、Scratchの入門編として操作方法を合計10回に分けて投稿しています。
前回はプログラミング的なIF文(条件分岐)を解説するとともに、それをScratchで使用する方法について取り上げてきました!
Scratchでプログラミングのif文(条件分岐)を理解しよう今回は、for分(繰り返し)について解説していきます。
目次
For文(繰り返し)とは
for分(繰り返し)とは、プログラミングの世界では「ループ」と言われていて、同じことを何回も繰り返し行うための命令です。
プログラミング言語で、「for・・・」といった記述をするので、巷ではfor文と言われています。また、繰り返しの命令を行うものとして、for分以外にwhile文もありますよ。
繰り返しは「指定された回数の繰り返し」、「回数制限のない繰り返し」。2つあります。
for分(繰り返し)は、if文と同様に、プログラミングでは当たり前のよに使用しますので是非おさえておきましょう!
pythonやphp等でfor文を勉強していて、「よくわからない!」と思われている方!
子ども向けのScratchなら、簡単に理解できますので、for文をScratchで勉強してみてはいかがでしょうか。
では、実際にScratchを使用してfor文(繰り返し)を解説していきます。
指定回数の繰り返し
指定回数を繰り返し行うための命令です。Scratchでは「**回繰り返す」というブロックを使用します。
スプライトに「10歩動かす」という命令を連続で5回させることを例に解説していきます。
「繰り返し」を使わない場合
繰り返しを使用しない場合は、「10歩動かす」というブロックを5個繋げる必要があります。
1.「緑色の旗が押されたとき」を追加します
2.「10歩動かす」を追加します
下図のようになります!
これでは、何回も同じことを繰り返し記述しなければいけないので、面倒ですよね。
これが、10回や100回だったろうでしょうか? 簡略化したいですよね!
そこで、登場するのが「繰り返し」です。
「繰り返し」を使用した場合
繰り返しを使用した場合は以下の記述になります。
1.「緑色の旗が押されたとき」を追加します
2.「・・回繰り返す」を追加します
3.「10歩動かす」を追加します
完成しました!
先ほどの「10歩動かす」を5個繋げた結果と同じになります。コードもすっきりして見やすくなりましたね。
回数制限のない繰り返し
次に説明するのは、回数制限のない繰り返しです。こちらは回数制限がないので、永遠に繰り返しが行われます。
実際に、スプライトを画面内で往復させるプログラムを作成してみましょう!
繰り返しの説明だけでなく、スプライトの動作をカスタマイズする方法も入れてます。
「繰り返し」の使い方
1.「緑色の旗が押されたとき」を追加します
2.「ずっと」を追加します
3.「10歩動かす」を追加します
下図のとおりに出来ました!
緑色の旗をクリックして実行してみましょう。
画面の端に着いた際に、まだまだ歩き続けています。
「もし端に着いたら、跳ね返る」
「もし端に着いたら、跳ね返る」という命令を追加してみましょう。
スプライトが画面上を往復するように変わりました。
「ずっと」の命令は、「回数制限がない繰り返し」となりますので、永遠に往復します。
今度は、スプライトが逆向きになりました。そうならないように変えてみましょう。
回転方法を「左右のみ」にする
スプライトが逆向きにならないように変わりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、for分(繰り返し)について説明してきました!説明内容は以下のとおりです。
- プログラミングのFor文とは(繰り返し)
- Scratch(スクラッチ)で指定回数の繰り返し
- Scratch(スクラッチ)で回数制限のない繰り返し
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プログラミング講師 さかやす